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HOME>トリガーポイント治療

トリガーポイント治療とは


463_thumb.gif30代半ばの男性が腰痛で
お見えになりました。

ひととおりの治療を終え、確認のため 
股関節を回旋させると痛そうな顔をします。

「この股関節の痛みはずっとなんです。
高校生の時、サッカーをやっていて、トラップの時、
足を広げると腿の付け根あたりが痛くなって、
それ以来、この痛みはとれないんです。」  

「どこへ行っても治らないから、
もうあきらめてます。ずっと、あぐらもかけないし」

・・・・

数分後、
その股関節の治療を終え、
同じように回旋させました。

すると、痛みがなく、あぐらもかけるように。

「もう一生、あぐらはかけないと思ってました。」
そう、喜んでくれました。 

・・・・

この方の股関節の痛みは、腿の付け根の筋膜が、
直線状に固まっていたこと、が原因です。

これは、レントゲンやMRIでは分かりませんが、
触れば、患者さんが痛がるのでわかります。

筋膜の固まりを
元の弾力性のある状態に戻して治しました。


===== 


筋肉は使いすぎたり
事故などで突然強い力が加わったりすると
筋肉の中に、小さいしこりのようなものが
できます。

このしこりをトリガーポイントと呼びます。

「痛みを引き起こす(トリガー) 場所(ポイント)」
の意味です。
触るとゴリゴリし、押して痛いところです。

できたてのものや、軽いものは
自然に治っていきます。
沢山できたり、 長期間続くと、
治りづらくなります。

症例の男性の場合、原因になったのは
内転筋のトリガーポイントです。

運動選手やバレエのダンサーなど
股関節を強く広げる動作の多い方に
できやすくなります。

そして、
たったひとつのトリガーポイントのせいで
何年も苦しむことになっていました。


=====


なぜこの方が何年も治らなかったのでしょうか。

それは、筋肉を診なかったからです。

腰痛でも肩の痛みでも、整形外科に行くと、
レントゲンやMRIで骨や関節に異常がないか調べられます。

このように 骨や関節などの損傷が痛みの原因であるとする考えを
「損傷モデル」といいます。


ところが、事故やスポーツ障害を除くと、
「損傷モデル」が当てはまらないケースのほうが多いのです。


2013年に、「クローズアップ現代」で 整形外科学会の先生が
「腰痛の85%は原因不明」と言ってました。

原因がわからず治療されたら、何年間治らなくても、不思議ではありません。


=====


ところで、
ケネディ大統領がひどい腰痛で悩まされていたのはご存知でしょうか?

その主治医として、ケネディの腰痛を治したのが   
トラベル博士という女医さんでした。
  
トラベル博士は、筋肉にできたトリガーポイントが 
肩や腰の痛みをはじめとし、頭痛・腹痛・めまい・耳鳴り・不眠など
様々な症状を引き起こすという多くの論文を発表。

トリガーポイントに起因する一連の症状を
 「筋筋膜性疼痛症候群(MPS)」 と 名づけました。


トラベル博士は

「ペインクリニックで診断されるケースの
93%はトリガーポイントに関連しており、
85%はトリガーポイントのみが原因になっている」

と断言しています。

つまり、腰痛などの85%は
トリガーポイントの治療だけで治るということです。

かたや、85%は原因不明と言い、
かたや、85%はトリガーポイントだけが原因と言います。


筋肉に目を向けるかどうかで、こうも違ってきます。


=====


最近、多くの研究結果により損傷モデルが否定され始めています。


日本でも、トリガーポイント治療が積極的に行われ始めています。


それでも、世の中の主流は「損傷モデル」です。

痛みの原因をレントゲンやMRIだけで調べる、
すべての原因を骨や関節のせいにする、
原因が分からなければ、いつまでも保存療法を繰り返す、


そうしているうちに、 何年も痛みで苦しむ人々が増えてしまうのです。


「損傷モデル」が見直されることは当分なさそうです。

ひとりひとりが正しい情報を知ることが重要です。  








[READ MORE...]
【2013/11/30 14:29】 トリガーポイント はじめに | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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HOME>トリガーポイント治療>腰痛が治らない理由

腰痛が治らない理由


455_thumb.gif◎ 整形外科の「損傷モデル」という考え方

腰痛で、整形外科に行くと、
レントゲンやMRIで骨や関節に異常がないか調べられます。

ヘルニアや骨棘などの変形があれば
それが神経を圧迫して痛みが出るとされます。

その痛みが腰、臀部、足などにでると、
坐骨神経痛などと言われます。

このように
骨や関節などの損傷が痛みの原因であるとする考えを
「損傷モデル」といいます。
 

◎ 損傷モデルの疑問 

ところが、最近、多くの研究結果により損傷モデルが否定され始めています。

国際腰痛学会などの調査で以下のことがわかっています。

・腰痛を感じてない4000人のうち76%にヘルニアが見つかった
・ヘルニアの90%は手術しなくても自然に治る
・ヘルニアは手術しようとしまいと、4年後の改善率は同じ
・腰痛患者と健常者のレントゲンを比較しても、
  腰椎や脊柱管が変形している度合は同率


2011年、厚生労働省は腰痛の調査レポートで
「MRIやレントゲンで骨の変形を調べても、腰痛の原因とは特定できない」
と認めています。


さらに、腰以外でも

・膝の痛い人100人と、痛くない人100人を調べたところ、  
  双方とも、60%に半月板損傷がみられた
・65歳以上の半数は肩の腱板に断裂がある


これらの数字を見ると、
ヘルニアや骨の変形は腰痛と関係ない、
半月板の損傷や腱板断裂は痛みと関係ない、

そう、解釈するのが自然ではないでしょうか。


◎ 損傷モデルの実態

にも拘わらず、
骨や関節の変形がみつかると、病院では手術を薦めるようです。

腰痛の手術で最も多く行われるのが腰椎固定術というものです。
邪魔な骨を削って、代わりに金属や他の部位の骨を移植する手術です。

腰推固定術は現在米国で行われる全ての脊椎手術の約50%を占めるものの
有効性を示す科学的エビデンスは得られていない・・と言われてます。

・・・・・・・・・・・・・

2010年10月のNEWSWEEK日本語版に
USAにおける 無駄医療仕訳という記事がのっていました。

それによると、
 
2007年には、少なくても35万件の脊椎固定術が行われ
費用は262億ドルにのぼった。
脊椎固定術は、骨折や腫瘍などが原因の一部のケースを除けば
治療効果は期待できない。   

国際腰痛学会の調査では、すべり症、脊椎間狭窄症での腰椎固定術で   
752人のうち術後1年間継続して働けたのはわずか6%

だが、1回7万5000ドルも取れるので、病院ではやめるわけにはいかない。

・・・・・

膝の変形性関節症の関節鏡視下手術の効果は、偽手術と同程度。
効果があっても、プラシーボ(偽薬)にすぎない。

それでも、整形外科医は6000ドルを請求できるこの手術を今も続けている。

・・・・・

大半の腰痛は筋肉の緊張によるもので、画像では原因はわからない。
手術は大きな危険を伴うものの、効果は市販薬や運動、休養と変わらない。
腰痛の発症から6週間以内にMRI検査を行うのは、意味がない。
手術件数とコストを増やすだけ。


びっくりしてしまいますが、
USAでは、こういった情報が 公になるだけまだましなのかもしれません。
 

◎ 腰痛の85%は原因不明

2013年に、「クローズアップ現代」で 整形外科学会の先生が
「腰痛の85%は原因不明」と言ってました。
 
厚生省のレポートによると
原因のはっきりした腰痛は、全体の15%です。
 
内訳は

椎間板ヘルニア・・・・・・・・・・・・4~5%
脊柱管狭窄症・・・・・・・・・・・・・4~5%
圧迫骨折 ・・・・・・・・・・・・・・・4%
感染性脊椎炎や癌の脊椎転移 ・・・・・・1%
大動脈瘤、尿路結石などの内臓疾患 ・・・1%未満


一方、原因がわからない腰痛は85%にのぼります。


しかも、原因のはっきりした15%の腰痛でも、
 
・椎間板変性、ヘルニア、狭窄、骨棘のような構造上の異常所見は、  
  腰痛症状のあるなしにかかわらず、一般集団によくみられる
・腰痛既往者の47%は、MRI正常
 

つまり、画像検査に信憑性はないということであり、
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症も 腰痛の原因としては疑わしいということです。
 
ということは、骨折や感染、腫瘍など原因が完全に特定できるものは
全体の5%位しかないことになります。
 

◎ 原因は筋肉

腰痛の原因が骨や関節以外に思いつかなければ、
いつまでも85%は原因不明になります。

それでいて、番組の最後には、
予防のため同じ姿勢を続けないことが重要だといってました。

同じ姿勢でダメになるのは、骨や関節ではありません。
筋肉です。

同じ姿勢を続ければ筋肉にトリガーポイントができます。
それが腰痛を引き起こします。


なぜ、もっと筋肉に目をむけないのでしょうか?

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【2013/11/30 14:29】 ・・ | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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HOME>トリガーポイント治療>トリガーポイントの治し方

トリガーポイントの治し方

462_thumb.gif
トリガーポイントを治療する方法には、
局所麻酔を注射するトリガーポイントブロックや、
鍼での治療などがあります。

トリガーポイント治療では、一時的に痛みを止めることも重要ですが、
それ以上に望ましいのは、トリガーポイントをなくす(=リリースさせる)ことです。


当院では、手技のみでトリガーポイントの治療を行います。

トリガーポイントは、筋肉や筋膜の一部が固まったものです。
手で伸ばして元の状態に戻していきます。


痛みを引き起こすトリガーポイントには、 大きく3種類のタイプがあります。


①一般的なTP

最も頻繁に見つかるもので、触ると痛く、コリの固まりのようになっています。

手技で行う場合、 トリガーポイント圧迫といって、
トリガーポイントの中心を押さえこみ 、
四方にストレッチさせるようにしてリリースさせます。

手で触るわけですから、
トリガーポイントを確実に把握でき、 リリースの有無もわかります。

この時、重要なのは、 最も、痛みが出るような姿勢や、方向で押すこと。


②付着部TP

筋肉の腱や靭帯が骨に付着する部分で硬い点のようになったものです。 
1~2 mm位の硬い粒のようになっています。 

骨の表面を押していくと、痛がるのでわかります。 
体中の至る所に見られ、骨が痛みを出しているように思う方も。 

患者さんに痛む箇所を尋ねると、指1本で患部を指し示します。 

治療は押しつぶすような気持ちで行います。
 

③ライン状のTP

すこぶる多いのは、 ライン状に筋膜が固まっているものです。

これをトリガーポイントというのが妥当かどうかわかりません。  
まるで、ガムテープがきつく貼られているような状態で
短いものから、長いものまであります。

いろいろな治療を受けても治らないというケースでは
このタイプのものが原因になっているケースが多々あります。  

(”トリガーポイントはじめに”で紹介している方もこのタイプです)

患者さんが痛みを表現する時は、そのライン上を撫でるような仕草を行います。

手で治療する場合、 そのライン上に、指をめり込ませ、
ガムテープをはがすように、滑らせていきます。



①の一般的なTPの場合は、注射や鍼でも治療できると思います。
②や③の場合、手技でなければ、相当難しそうに思えます。

このことが、手技治療を行う一番のメリットと思われますが、
さらに、以下の長所もあります。


1. 安全であること

皮膚の上から刺激を与えるだけですから、
注射や鍼のように、 体内の組織(血管や神経)を
傷つける危険性はありません。

後遺症や薬物の副作用などの心配がありません。


2. たくさんのTPの治療ができること

症状のひどい人は、
圧痛箇所も多く、治療部位も広範囲にわたります。

注射でTPの治療をする場合、
局所麻酔を使いますから、使用できる薬剤の上限があります。
そのため、同時に大量のTPの治療はできません。

手技で行なう場合、何かを準備する必要もなく
短時間でたくさんのTPをリリースさせることができ、
効率のいい治療となります。


トリガーポイントは手で治療するのが合理的だと思いますが、いかがでしょうか。







【2013/11/30 13:33】 ・・ | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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